趣味と仕事と、時々、オトン@上海駐在員

仕事と趣味と日常のあれこれを綴ります

【中国/上海赴任日記】中国空港到着編(試練は続く・・・)

 

入国後もダンジョンは続く

私の中では健康コード申告と税関出入国健康申告で既にダンジョンをクリアしていた気になっていた。しかし、そんなに甘くは無かった。上海空港に到着してからもダンジョンは続いていた。結論から言うと空港到着から隔離ホテル到着までなんと5時間以上かかった!フライト自体は2時間なのに、日本出国からホテル到着までは本当に1日仕事であった。疲れた・・・

この5時間の間で飲み物を買える場所がない・・・めちゃめちゃ喉が渇きました。ということで、日本の空港で搭乗ゲートまで来たら、ペットボトルを1本買っておくとよいと思います。私は隔離ホテルに着いて、水をがぶ飲みしました。熱中症にならなくてよかった・・・

 

絶対におさえておくべき情報!

到着して、荷物をピックアップするまでにも結構いろいろなことがある。まずは書類とウェブフォームへの記載を何度も行わされる。合計5回以上は記載したような気がする。隔離ホテル到着後にもいろいろ書かされますが、絶対におさえておく必要がある情報をここに書いておきますね。本当に何度も何度も記載させられます。絶対必須。スマホのメモ帳に事前に入力しておくと、ウェブ入力の場合にコピペできて便利。情報が不足していて、その場で現地の担当者に連絡して聞いている人もチラホラ。

 

  • パスポートの番号
  • ビザの番号(これはパスポートのビザページに赤で書かれた番号らしい)
  • (自分の)電話番号
  • 滞在先の住所(これは住居でなくて隔離後宿泊予定のホテル等でOK)
  • (自分以外の受け入れてくれる人の)名前
  • (自分以外の受け入れてくれる人の)電話番号
  • 会社の住所

 

よく分からないけど鼻をグリグリ

書類やウェブフォームを書かされながら途中でよく分からないサンプリングをされます。PCR同様に鼻をグリグリされます。すごい痛い・・・

なんのためにされているかよくわかりません(PCRではなさそう?)が、急設のプレハブ小屋みたいなところでやります。

というか、空港全体が急ごしらえであり、空港というよりコロナで急いで作った緊急病院のような感じがした。空港スタッフは全員白い防護服を身に着けており、非常に物々しい。日本の空港のTHE空港スタッフ、というようなものとは程遠い。まずは空港で1発目のカルチャーショックを受けた、といったところか。

 

結構危険!別送品申告!

海外赴任する人は別送品として空港便や船便を送っている人がほとんどだと思います。そういう人は空港で別送品申告のシートにサインをもらわなければいけないはず。これは多分各社運送会社から言われていると思います。

このサインをもらうタイミングは、荷物をピックアップしてすぐ。

ちなみに、預け荷物は消毒されたようで結構濡れていました。持ってきていたお酒が荷物の中で漏れたのかと思って焦りましたが、無事でした。なので、ただ消毒で濡れていただけのようです。結構濡れているので、そう思ったほうが良さそう。

あと、荷物ピックアップしてからも結構な距離を歩かされるので、荷物をのせるカートを使ったほうが吉。手荷物も置いておけて結構楽。

 

濡れた荷物をピックアップして導線に沿って歩いていくと普通に出口があります。ただ、そこで普通に出口に行くとNG!!

これが結構わかりにくくて、普通の出口の隣に別送品申告窓口がある。その窓口に(私の時には)スタッフが1人だけいました。座っているので、最初誰もいないものかと思いました。それくらい閑散としている。なので、これは思わず気付かづに通り抜けてしまう人もいるのでは、と思いました。

 

実際に、隔離ホテルへの移動を待っているときに隣の人の会話が聞こえてきましたが、「別送品のサインもらうとこ無かったよね?これ大丈夫かなー?」と話していました。多分、それダメなやつ・・・と思ったけど、静かにしていました。

あとは、途中で別送品申告できていないことに気付いて職員に問い合わせをしている感じの人もいました。なんか揉めている感じでした・・・

サインもらえないと大事になると運送会社の人から口酸っぱく言われていたので、サインをもらえて一安心。みなさんもお気を付けを。

 

ようやく隔離ホテルへの移動!

たくさんの書類、ウェブフォームへの記載、鼻グリグリ、濡れた荷物のピックアップ、別送品申告にサインをもらって、ようやく隔離ホテルへの移動になります。(私の時は)中国での滞在先の「区」毎にブースのようなものがあり、そこで待つ感じでした。

 

なので、自分の滞在先(隔離後に宿泊するホテルや自宅)がどの「区」になるかを伝える必要があります。私は事前に自分の滞在先の住所を印刷して持っていました。なので、中国語が喋れなくてもそれを見せて乗り切りました。中国語苦手な人は是非滞在先の住所を書いた紙を持っておいてください。きっと役に立ちます。

 

人の多い区もあれば、ほとんどいない区もありました。そこで一緒のフライトの同じ「区」の人を待つことになります。フライトで一番最後にでてきた人、書類への記載に時間がかかっている人、などなど、結局最後の人を待たないといけないので、すごく待ちます。ひたすら待ちます。多分ビジネスクラスで来た人が一番待つシステム。笑

ちなみにここでQRコードを読み取る必要があるのですが、このQRコードは途中でウェブフォーム申請して作成されたQRコードを読み取ります。このへんの職員は完全に中国語しかしゃべれないので、とりあえず何か言われたらQRコードを出せば大丈夫かと(もしかしたらすぐにシステム変わるかもしれませんが・・・)。

 

バスでドナドナ

「区」毎にブースのようなところで待ち、全員集まると白防護服のスタッフに連れられてバスまで歩きます。結構歩きます。途中でまた待たされて、一旦パスポートを回収されます(そのパスポートは隔離ホテルで部屋に入室する前に返されます)。そして、バスに乗り込むことになります。(私の場合は)同じバスに20人くらい、ほとんどが日本人。

 

そこから30分以上バスに揺られていました。気持ちはドナドナ。この先私はどうなってしまうのだろう、どのホテルに行くのだろう、と不安しかない。

基本的にスタッフからの説明は極少(もしくは中国語が分からないだけ?)なので、この先何が待ち受けているかは待つしかない。これぞ中国。本当にどのホテルに行くかもわかりません。

 

ようやくホテルに着いて部屋に入れるかと思いきや、そんなに甘くない。また書類への書き込み、ウェブフォームへの書き込みが待っています。めちゃくちゃ書かされる。同じこと何度書いているんだ・・・

全員が書き終わるのを待って(30分以上は余裕でかかる、クーラーもかかっていないので暑い)、ようやく部屋に入れる。ここから10日間は1歩も部屋の外に出れないと思うと、部屋までの足取りが重い・・・

 

しかし、喉も渇いているし、結局部屋へ。

 

隔離ホテルの部屋は如何に!?

まず部屋に入るまでに驚かされるのが、通路やエレベーターがボロボロなこと。隔離ホテルに指定されると、きっと毎日膨大な消毒が行われるので、本当にボロボロになっています。ホラー映画さながらにボロボロ・・・。部屋に入るまでにすごい心配になります。隔離ホテルは、通常のホテルではなく、「隔離ホテル」として既に通常のホテルとしての運営は全くされていないようです。ロビーも柵があったり、荷物が乱雑に置いてあったりと、まったくホテルらしくない。

しかし、部屋に入ると部屋の中は普通のキレイなホテル。よかった・・・

 

500mlの水ペットボトルが大量にあったりと、隔離ホテルならではの部分はあるものの、基本的には部屋の中は快適。クーラーの利きもばっちり。

 

隔離ホテルの部屋に入るまで自宅を出てから、なんと驚きの11時間!フライト前の準備も大変ですが、フライト後もなかなか大変です!心していきましょう!

 

Enjoy China Life!!